Search our shop

健康・WELLNESS

ヴィーガン・グルテンフリー

ダイエット・ワークアウト

サステナブル

腸活

Wellness Tree ジャーナル

サステナブルフードとは【わかりやすく解説】意味・マーク・食材・企業事例などを徹底紹介

サステナブルとは持続可能な取り組みのことを指しており、今の自然・社会を今後も長く維持するという目的を持っています。

中でも、サステナブルフードは自然環境や社会を守る役割を持った食品です。

今回の記事では、サステナブルフードが今必要だと言われている理由や、サステナブルフードを提供している企業についてご紹介します。

サステナブルな食生活を実践したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


サステナブルフードの意味

サステナブルフードとは、環境や社会に配慮し、長期的に持続可能な方法で食品を生産・加工・販売することを指します。食品ロス削減や農薬・化学肥料の使用削減、地産地消などが重要な要素となります。


まずはサステナブルフードの意味について説明しましょう。


環境や社会配慮のある生産食品のこと

サステナブルフードは環境や社会に配慮した食品のことで、製造・消費によって自然環境が汚染されたり製造過程で人権が侵害されたりすることはありません。

世の中にある食品がサステナブルフードに変われば、地球やそこに暮らす私たちの生活がより良いものになるのです。


限りある資源を大切にしながら豊かな暮らしを実現するために、多くの企業がサステナブルフードに注目しています。


なぜサステナブルフードが必要?

サステナブルフードが重要視されている理由には、現在の地球環境に次のような問題が潜んでいるためです。

サステナブルフードは、自分たちの生活を守る役割があると言えるでしょう。


食品ロス

食品ロスはフードロスとも呼ばれる問題で、食べられる食品を廃棄する状態を指しています。

具体的には、食べ残し・作りすぎ・好き嫌い・過度な健康志向などの理由で個人的に食品を捨てる行動や、企業や組織で実施する規格外の食品の廃棄なども食品ロスになります。


世界中には飢餓に苦しむ人たちが数え切れないほど存在する中で、日本人は年間で1人当たり45kgもの食品ロスを生んでいます。

さらにゴミとなった食品の処分には、多くの労力や有限なエネルギーが使われているのです。


環境破壊

食肉によって環境が破壊されている事実を知っていますか?特に工場型家畜は環境に悪い影響を与えます。

工場型家畜は温室効果ガスを大量に排出します。さらに飼料の生産や排泄物の処理にも多大なエネルギーを消費するのです。

人間が多くの肉を安価で手に入れようと考えるほど、環境が汚染されていくと言えるでしょう。


食糧危機

現在世界では、将来的な食糧危機が予想されています。

人口が増え続ける中、自然破壊や天候変動の影響で食品が十分に作れなくなると考えられているのです。

先進国では、食糧危機の実感を持っていない方が多いものの、現在でも世界の人口のうち8.9%は飢餓状態にあります。


サステナブルフードの認証マーク

サステナブルフードには複数の認証マークが存在します。ここではそれぞれのマークについて説明しましょう。

サステナブルフードを選びたいと考えているのなら、次のマークを商品選びの参考にしてください。


国際フェアトレード認証

開発途上国と先進国の間で正当な貿易を行うことを、フェアトレードと呼びます。国際フェアトレード認証のついた商品は、厳格な基準をクリアし健全な取引によって輸入されています。

この認証を受けた商品を選択すれば、発展途上国の労働環境や生活水準の向上につながります。


有機JASマーク

有機JASマークは化学肥料や農薬などを使用していない食品に用いられます。

第三者機関が検査した上でマークの使用が認められるので、有機JASマークのついた商品は安心して購入できます。


さらに日本では有機JASマークがついていない商品には「オーガニック」「有機」などが含まれた名称をつけてはいけないルールがあります。


レインフォレスト・アライアンス認証

レインフォレスト・アライアンス認証は、森林を保護して気候変動対策をする・生産者の人権を尊重して生活水準を向上させる目的を持って作られた認証です。

環境・経済・社会の3つの柱を配慮して製造・販売されています。


MSC認証

持続可能な漁業で獲れた水産物に使われるマークです。認証を受けるためには以下のような原則を満たす必要があります。

・健全な状態にある水産資源のみを漁獲する

・長期にわたって漁獲が続けられるよう、適切に水産資源を管理する

・生態系への影響を最小限に抑える


ASC認証

天然の漁業を対象としたMSC認証に対して、養殖業を対象としているのがASD認証です。

水質を汚染しない方法・健全な労働環境が用意された環境で養殖を実現している企業に与えられます。


サステナブルフードの食材

サステナブルフードの食材にはいくつかの種類があります。ここでは具体的なサステナブルフードの食材について説明しましょう。


持続可能な食品は主に6つ

サステナブルフードの主な食材には、次のようなものがあります。これらの食材は持続可能なため将来も長く消費を続けられます。


・オーガニック食材(有機食材)

・代替え肉

・昆虫食

・フェアトレード食品

・スマート米

・サステナブルシーフード


普段使用する食材をオーガニックなものに変える・スマート米を主食にする・サステナブルシーフードや代替え肉を主菜に使うなどの取り組みなら、比較的気軽に実施できますね。


サステナブルフードが注目されている今では、簡単にサステナブルな食生活が送れます。まずは自分が使いやすい・興味があるサステナブルフードの食材を探してみましょう。


サステナブルフードの企業事例

ここでは、サステナブルフードを提供している企業を3つ紹介します。


Starbucks(スターバックス)

スターバックスでは「プラントベース」なフードメニューを拡充しています。プラントベースメニューには、イングリッシュマフィン・サンドイッチ・ドーナッツ・ムースなどがあり、どの商品も主要原材料に動物性食材が含まれていません。

植物性食材のみで作られた優しく健康的な食事を提供しているのです。


IKEA(イケア)

家具販売で知られているIKEAでもプラントベースの食品が販売されています。野菜のみで作られたホットドッグ・ミートボール・アイスクリームはベジタリアンの方でも楽しめるでしょう。

また、IKEAではASC認証を受けた養殖場からサーモンを取り寄せ、コーヒーはレインフォレスト・アライアンス認証を受けたものが提供されています。


コメダ珈琲

コメダ珈琲では、サステナビリティ推進体制を整えて全社でサステナビリティ活動に取り組んでいます。

コメダ珈琲にある13の課題を待てリアリティと特定し、お客様に安心安全の食品を提供するだけでなく、コメダ珈琲で働く社員全員の心と体の健康も考えながら、自然環境を守りより良いものにしようと考えているのです。

コメダ珈琲の具体的な取り組みは次の通りです。

・生産者の思いをお客様に届けるためのインフラ整備

・食の安全と安心を追求する

・働きがいがのある会社の実現

・取引先と地域社会との協働

・付加価値のある新業態の開発

・環境への配慮


サステナブルフードのおすすめ商品

サステナブルフードの中には、手軽に食べられるお菓子もあります。

ここでは、おすすめのサステナブルフードのおやつを2つ紹介しましょう。


有機野菜の自然派お菓子「ベジクラッカー」

厳選された有機野菜で作られたベジクラッカーは、素材の味がしっかりと楽しめる体に優しいお菓子です。

市場に出回らない規格外の野菜を使用して作られているので、添加物不使用で野菜の栄養が摂取でき、食品ロスの解消にも役立ちます。

5つの味があり、サクサクと気軽に食べられるため、大切な人へのプレゼントにもぴったりです。

 



有機JAS認定商品「クーベルチュールチョコレート」

有機JAS認定のクーベルチュールチョコレートは、総カカオ固形分・カカオバター・無脂カカオ固形分で作られている希少な国内生産のオーガニックチョコレートです。

アーモンド・イチジク・レーズンの3種類があり、自分好みのテイストを見つけられます。

 



まとめ

サステナブルフードについて基本的な知識や購入時にチェックするべきマークと導入企業事例を紹介しました。

サステナブルフードを選択すれば、地球環境や社会のためだけでなく自分と家族の健康にも良い影響があります。

口にするものが自分たちの体を作っていくと考え、サステナブルを意識した食生活を送れるようにしましょう。


まずは、サステナブルフードを販売している店舗で食事をする・購入しやすいサステナブルフードを試してみることから始めてください。

サステナブルフードを選ぶ行動が習慣化すれば、サステナブルな生活が送りやすくなりますよ。