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エシカル商品とは?身近な例・認証マークの種類・必要な理由などをわかりやすく解説

こちらの記事では、エシカル商品とはどんなもので、環境や私たちにとってどんな関わりがあるのかを解説していきます。

そもそもエシカル(ethical)とは「倫理的な」という意味であり、近年では環境や社会に配慮した商品や消費活動を表す際に使われている言葉です。


昨今、世界的な資源の枯渇問題や環境問題、労働環境などに目が向けられるようになり、エシカルという言葉を見かけるようになりました。

ぜひこちらの記事を参考に、エシカル商品について学んでみましょう!

エシカル商品とは

エシカル商品とは「人と環境に配慮して作られた商品」のことです。

エシカル商品とはどんなものなのかを、わかりやすく解説します。

地球環境に優しい購入・消費行為

エシカル商品の大きな目的のひとつは、大量生産・大量廃棄を防ぎ、未来へ環境と資源を残すこと。

地球では人口の増加に伴う商品需要の増加と生産技術の向上により、大量生産・大量消費が行われており、資源の大量廃棄が問題となっています。


例えば、日本のファッション業界では年間約50万tの衣類がごみとして出され、そのうちリサイクルや再利用に回るのはたったの5%であると環境省が発表。

食品に関しての廃棄は深刻で、毎年約520万tもの食品が無駄になっており、環境問題に大きな影響を与えてしまっているのです。


需要以上の大量生産に消費が追いつかず、多くの資源が廃棄され無駄になってしまっている現実があるため、「地球環境に優しい購入・消費行為」が大切だとされています。

地球環境に優しい商品

エシカル商品は、商品が作られる過程で地球環境に悪影響が少ないように管理された商品のことを指します。

原材料の大量確保のために化学薬品を大量に使用した生育が行われていたり、製造を効率化するために大量の水や資源の消費、CO2排出が生じています。


エシカル商品は、生産や製造の過程において化学薬品の使用や、原料となる石油などの資源を可能な限り抑えて生産されており、地球環境に優しい商品と言えるのです。

エシカル商品を率先して購入することは、環境に配慮した商品づくりをサポートすることであり、地球環境の保護に協力することに繋がります。

エシカルが必要な理由

今、エシカルが求められている理由は主に2つ。

・環境保全と資源の維持のため

・労働者の生活を守るため


人口の増加や生産技術の向上に伴い、世界では大量生産・大量消費・大量廃棄が起きています。

資源の枯渇と大量廃棄による環境問題、さらには生産を効率化するために、生産者は低賃金での長時間労働を強いられるようになりました。

限りある資源を守り、労働者の豊かな生活が保証されるために、エシカルへの取り組みが必要なのです。

SDGs目標12「つくる責任つかう責任」

エシカルと関わりが深く、環境や社会に対する共通の目標としてSDGsがあります。


SDGsの掲げる17の目標のうち、「生産者も消費者も、全ての人が地球環境と健康を守れるように責任ある行動をとろう」という目標12「つくる責任つかう責任」です。


・過剰な生産を防止する

・再生利用・再利用により廃棄物を減らす

・天然資源を効率よく利用するために管理する など

いくつかの解決策が掲げられています。

エシカル商品マークの種類

エシカル商品にはどの商品が当てはまるのか、例を挙げながら紹介します。

目安となるいくつかのマークがあるので、チェックしてみてください。

エコマーク

エコマークは、環境にやさしく、悪影響が少ないと認められた商品につけられるマークです。

グリーン購入法という、国を中心として環境に配慮した商品調達を推進する法律の代表例となっています。


商品を作る過程である、資源採取・製造・流通・使用消費・リサイクル・廃棄の6つライフステージを以下の4項目で評価し、厳しい基準をクリアした商品にのみエコマークがつけられます。

【エコマーク審査項目】

・省資源と資源循環

・地球温暖化の防止

・有害物質の制限とコントロール

・生物多様性の保全


身近な商品ではトイレットペーパーや飲料の瓶、パソコンなど機械の部品に加え、地域の浄化槽までと幅広いものにエコマークが認定されているので、気が付いた時に確認してみると良いでしょう!。

フェアトレードマーク

生産から販売までの工程で商品が公正な価格で取引されていることを証明する「フェアトレードマーク」。

コーヒー・カカオ・バナナ等の生産地はほとんどが発展途上国で、先進国との取引が公平に行われず、生産者に正当な対価が支払われていない事態が少なからずあります。

フェアトレードマークのついた商品を購入することで、原産地の生産者に正当な対価を届けることができ、生産者の生活を守り持続的に商品を手に入れることができるようになるのです。

FSC®︎認証マーク

FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)認証とは、森林資源を守るため、商品が環境や地域社会に配慮し、適切に管理された森林で生産されたことを示すマークです。


「10の原則と70の基準」によって、森林とそこに関わる労働者や先住民、地域社会との関わりなどから厳しく評価されます。

評価結果から森林の管理を認証するFM(Forest Management)認証と、加工・流通の過程を認証するCoC(Chain of Custody)認証を受けることで認証マークを受けることができます。


身近なものではトイレットペーパーやプリント用紙、紙パックなどの紙製品にマークがつけられています。

有機JASマーク

有機JAS(Japanese Agricultual Standards)マークは、農薬や化学肥料、遺伝子組み換えなどを使用せずに生産された食品につけられるマークです。

生産過程に土壌や環境へだけでなく、人にも優しい配慮がなされた食品につけられています。

有機JASマークがついている商品は、商品名に「有機」や「オーガニック」といった表示が許されているのが特徴です。

主な商品は有機畜産物や加工食品、農産物や飼料などが該当し、身近に手に取れる商品では野菜やハム・ベーコンのような加工食品、卵などにみられます。

海のエコラベル

水産資源と環境に配慮され、管理された漁業(MSC認証)で獲られた食品に付くマーク「海のエコラベル」。

MSC「海のエコラベル」は、過剰な漁獲による水産資源の枯渇を防ぎ、持続的に食べていけるようにするための取り組みです。

MSC認証された水産物のみを使用し、非認証の水産物を使用していないスーパーやレストランでも、海のエコラベルを見かけることができます。

マークのついた水産物の購入やレストランの利用によって、環境に配慮した漁業従事者を支えることもできるのです。

レインフォレスト・アライアンス認証

レインフォレスト・アライアンス認証は、商品が農場や森林から消費者に届くまで、持続可能性の3つの柱「環境」「経済」「社会」の強化に繋がる手法を用いて生産されたことを証明するマークのことです。

森林・気候・人権・生活水準の4つの観点から、樹木や土壌への配慮、生産者の人権保護や生活を維持するための金銭的利益の保証などを評価し、認証されています。

認証された商品には小さなカエルのマークがつけられ、主にカカオやバナナ・コーヒーなどの商品や、上記の基準を満たした農園に印されます。

身近にあるエシカル商品例

私たちの身近で入手可能なエシカル商品を紹介します!

エシカル商品は食品から日用品など様々あります。どんなものがあるかチェックしてみましょう。

エシカル食品

エシカル食品とは社会・環境・地域に配慮された生産・製造工程を経た食品のことです。

オーガニック食品や有機食材など表記されたもの、フェアトレード食品などが該当し、野菜から食肉・魚・コーヒーなど様々なものが該当します。

また、ソイミートやソイミルクのような代替食品もこれにあたります。

エシカルファッション

エシカルファッションは、衣料品の原材料と生産者に配慮された、環境と人に優しいファッションのことを指します。

コットンやウールなどのオーガニック商品、フェアトレードされた原材料など使用しているほか、素材の再利用や原料の生産に動物実験を行っていないこと、伝統的な製法を用いているファッション商品が該当します。

ファストファッションブランドからハイブランドまで、幅広い企業が扱っているため、誰でも気軽にエシカルファッションを取り入れることが可能です。

エシカルコスメ

コスメ商品の中にはオーガニックコスメ、ナチュラルコスメ、無添加コスメなどがあり、これらをエシカルコスメと呼ぶ場合があります。

オーガニックコスメ以外は認定されたものではなく、ナチュラル・無添加の表示があっても化学物質が使われている商品もあるため、必ずしもエシカル商品とは言い切れません。

エシカルコスメに限定して購入する場合は、成分配合表をよく見たりwebサイトで使用されている原材料を確認したりすると良いでしょう。

エシカル製品

私たちが普段から使用する日用品や食器、家具やインテリアにもエシカル商品があります。

エコバッグやマイストローなどの毎日繰り返し使う物はもちろん、原材料にこだわり、スマホケース・モバイルバッテリー・オーディオ機器といったものもエシカル商品が生産されています。

リサイクルや再利用だけではなく、伝統工芸品や地産地消の商品もエシカル製品にあたります。

伝統工芸品は昔ながらの製法で化学薬品を使用せず作られるものが多く、環境に優しい製品と言えるからです。

また、こうした伝統工芸品や地産地消の商品の購入が、地域の生産者の生活を守ることにも繋がるのです。

RSPO認証

RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)は石鹸などに使われているパーム油の持続可能な生産と利用の促進を目的とする国際NPOです。

RSPO認証には2種類あり、農園と搾油工場が自足可能な生産を行っているとする「P&C認証」と、パーム油を使用した製品の製造・加工・流通過程を証明する「SCCS認証」があります。

日本のサラヤという企業が、RSPO SCCS認証を取得しており、ヤシの実由来の石鹸や潜在の販売を行っています。

コンビニエンスストアでも販売されているため、気になった方は探してみてください。

GOTS認証

GOTS(Global Organic Textile Standard)は、繊維製品が環境と社会に配慮して加工・流通されたことを示すための国際基準です。

コットンやウール、絹などの繊維製品が、倫理的かつ環境や社会に悪影響のないように製造されたことと、オーガニックの原材料で製造された繊維製品であることを証明しています。

繊維製品が占めるオーガニック繊維の割合が、最低70%である「Made with Organic」、95%以上の「Organic」の2種類にラベリングされています。

ふるさと認証食品

ふるさと認証食品は地域の特徴ある食材や特色のある食品が、使用原材料や製造工程ついて定められた基準を満たしていることを証明するものです。

各都道府県ごとに基準が異なりますが、「優れた品質」「正確な表示」「調和」は共通の評価基準となっており、地産地消を心掛けた質のいい食品に認められています。

地産の食品や工芸品を購入することで、地域の生産者に貢献し、古き良き味や道具を守っていく手助けをすることが可能です。

有機素材にこだわったベジクラッカー

おすすめのエシカル食品をご紹介!

「ベジクラッカー」は、オーガニックの野菜を原材料とした、素材本来の味を楽しめるクラッカー。

原材料にはオーガニックの野菜というだけでなく、規格外で行き場を失った素材を使用しています。

味はトマトバジル・オニオンハーブロースト・ニンジンラペ・スイートポテト・メープルパンプキンの5種類。

有機野菜を使用しているため体にも良く、普段のおやつにするだけでSDGsに貢献できる商品となっています。

エシカルに興味が出た方は、ぜひ商品をチェックしてみましょう!

 

まとめ

エシカル商品は、地球環境や生産者に寄り添ったエコで倫理的な商品です。

持続可能な社会を維持し、衣食住を健康に続けていけるように、ぜひ一度興味をもって商品を手に取ってみてください。